黒板を長く使っていると、書きづらく読み取りにくくなり、また、消した後も跡が残ったりとさまざまな問題が起こってきます。
快適な教育環境を提供するためには、5年を目安に黒板のメンテナンスを考えることが大切です。

施工前

施工前

  • チョークが滑りすぎる
  • 書く際に余分な力が必要だ
  • 見ていて目が疲れやすい
  • なかなかきれいに消せない
  • 黒板消しの摩耗が早い

長く黒板を使用していると上記のようなことが起こってきます。
黒板は、教える側と教わる側を繋ぐ大切なコミュニケーション・ツールです。
その黒板のメンテナンスに関しても、常により良い教育環境づくりを考えるアイテムは、予算や工期など諸条件を十分考慮して、適切な提案・施工を行います。

施工後

施工後

サイクロン ラーフルクリーナー、安全ゴムパッドの採用でさらに快適な教育環境に。

パワーアップした吸引力と2段階のサイクロンシステムが微粒子のチョーク粉処理を実現。
ソフトエッジ枠の場合はさらに安全パッドの採用で衝撃を緩和し、まさにクリーン&セフティを具現化したリフォームです。

黒板の管理

以下は、JIS S 6007(2010)から抜粋した黒板の検査方法です。
年に1回の実施が義務づけられています。

チョークのつきやすさ

  • 50mm×50mm角の四角を普通に書き、黒板面から1m離れた位置で見て、線にむらがあるかどうか調べる。
    また、8m離れた位置で見て、線が鮮明であるかどうか調べる。

チョークの消しやすさ

  • 書いた線を、粉をよく落とした黒板拭きで上下左右5往復程度一様に拭き消し、黒板面から1m離れた位置で見て、黒板面に筆記跡及び消しむらがあるかどうか調べる。
  • 黒板面が白くなったり、傷がついて斑点になったりしていないか。

以上のような検査方法を実施し、異常があれば黒板の修理時期を考えてください。

文部科学省学校環境衛生の基準より~黒板の管理~

  1. 検査項目
    黒板の管理
  2. 検査回数
    検査は、毎年1回定期に行う。
  3. 検査事項
    検査は、次の事項について行う。
    黒板面の色彩の明度と彩度
  1. 検査方法
    黒板面の色彩

    時刻、条件は、照度検査と同様とする。
    明度、彩度の検査は、第2図に示す9ケ所で黒板検査用色票を用いて行う。

  1. 判断基準
    黒板面の色彩

    1. 無色彩の黒板面の色彩は、1ケ所でも明度が3を超えないこと。
    2. 有色彩の黒板面の色彩は、1ケ所でも明度が4を超えないこと。
      彩度は4を超えないこと。